TOYOTA GAZOO Racing、ヤリス クロスにGR SPORTの設定を発表

TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)は、モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくりを通じて鍛え上げられたスポーツカーシリーズ「GR」※1の走行性能や世界観をより多くのお客様にご提供することを目指した「GR SPORT」※2のラインアップに、ヤリス クロス GR SPORTを追加し、8月8日に発売します。

 

ヤリス クロス GR SPORTは、TGRが展開するスポーツカーシリーズ「GR」が目指す“モータースポーツを起点としたもっといいクルマづくり”で培った知見を活用し、ボディ剛性の強化や足回りのチューニング、パワートレーンの改良※3により走行性能の向上を実現しました。ヤリス クロスの持つ上質かつスポーティなスタイリングとSUVならではのユーティリティをそのままに、市街地からワインディングまで、意のままに操れるクルマとして、実用性とスポーティな走行を両立させます。ヤリス クロス GR SPORTの開発には、WRC※4で勝つために開発されたGRヤリスの開発ドライバーも携わり、細部の部品にまで改良を加え、操縦安定性・応答性を向上する等、「GR」の“走りの味”を「GR SPORT」でも継承することを目指しました。

スポーツカーシリーズ「GR」で採用された技術や走りの味、機能美を、より多くのお客様にご提供すべくトヨタの市販車に投入したコンバージョンモデル「GR SPORT」の日本国内のラインアップは、このヤリス クロス GR SPORTの投入により計6車種となり、多様なお客様のニーズやライフスタイル、価値観にお応えすることを目指しています。

GR SPORTラインアップ

上段 : 左から、ヤリス クロス GR SPORT、ハイラックス GR SPORT、ランドクルーザー GR SPORT
下段 : コペン GR SPORT、C-HR GR SPORT、プリウスPHV GR SPORT

 

ヤリス クロス GR SPORTの主な改良点・特徴は以下。

専用剛性アップパーツ

ベース車の高いボディ剛性をより高水準なものにするため、フロア下とロアバックにブレースを追加。操縦安定性の向上とフラットな乗り心地に寄与します。

専用サスペンション&電動パワーステアリング制御

運動性能向上に向け、車高を10mm下げるとともに、スポーツタイヤ「FALKEN FK510 SUV®※5」を装着。同時に、ブッシュ、コイルスプリング、ショックアブソーバー、電動パワーステアリングを、よりスポーティな特性にチューニング。軽快な走りとクルマとの一体感のある操縦性を実現しています。

専用パワートレーン制御&ドライブシャフト(ハイブリッド車)

モーターの過渡特性を最適化し、加速、減速時のアクセルレスポンスを向上。また、モーター駆動のレスポンスをよりダイレクトにタイヤに伝えるため、ドライブシャフトのねじり剛性を向上させ、スポーティな走りに磨きをかけるなど、パワートレーンにも改良を加えています。

エクステリア

フロントのフォグベゼル、リアディフューザーを専用意匠にし、ベース車から踏襲したワイド&ローなスタンスへと進化。ラジエーターグリル(アッパー・ロア)、リアバンパーロアカバーには、GRの‘G’をモチーフにしたスポーティなメッシュタイプへ意匠変更したほか、専用18インチアルミホイール(切削光輝/センターオーナメント付)、及び、GR SPORT専用エンブレムを採用しています。

インテリア

体をしっかりとサポートしてくれるスポーティシート及び専用シート表皮(エアヌバック®※6+合成皮革)を採用し、また内装の加飾は、グロスを抑えたダークメタリック塗装に統一することで、運転により集中できるようにしています。

左 : 専用シート及びインテリア 右上 : 専用エンブレム 右下 : 専用剛性アップパーツ

 

メーカー希望小売価格(消費税込み)※7

ハイブリッド車 : 2,750,000円/ガソリン車 : 2,367,000円

※1 GRスープラ、GRヤリス、GR86、GRカローラ
※2 ハイラックス GR SPORT、ランドクルーザー GR SPORT、コペン GR SPORT、C-HR GR SPORT、プリウスPHV GR SPORT(現行国内販売モデル、2022年7月19日時点)
※3 パワートレーンの改良は、ハイブリッド車のみ
※4 FIA World Rally Championshipの略。世界ラリー選手権
※5 FALKEN FK510 SUV®は住友ゴム工業株式会社の登録商標
※6 エアヌバック®はセーレン株式会社の登録商標
※7 価格は一部の地域では異なります。リサイクル料金は別途必要となります。